メリット・効果

窓ガラスコーティングには赤外線カット効果がある?仕組みやメリットについても解説!

窓ガラスコーティング 赤外線

窓ガラスは室内に日光を取り入れるために設置されることが多いものの、それは同時に日光による熱を室内に取り入れるということでもあります。日光の熱は「赤外線」によって生み出されており、そのまま入ってくると室内に熱がこもり、室温が上がります。これを防ぐためには、「窓ガラスコーティング」が効果的です。

今回の記事では、窓ガラスコーティングによる「赤外線カット」効果の仕組みやメリットについて解説します。

1.窓ガラスコーティングってそもそも何?

窓ガラスコーティングとは、窓ガラスの表面にコーティング剤を塗布することで、窓ガラス自体の耐久性を上げる施工のことを指します。ここでいう耐久性というのは耐衝撃性という意味ではなく、紫外線や熱などの外的リスクから窓自体と室内を守る力のことです。

そもそも窓ガラスは経年劣化によって徐々に耐久性が落ちていく、比較的もろいものです。もちろん何か物が当たったときにその衝撃で割れてしまうこともありますが、乗用車ではなく住居用の窓であればそのような出来事はほとんどないでしょう。

窓ガラスは雨水に含まれる細かい汚れや熱による変形、紫外線による日焼けなど、外部からもたらされるさまざまな要因によって徐々に劣化していきます。窓ガラスの耐久性を高めるとは、このような長期的な劣化を防ぐ意味合いであることが多いため、窓ガラスコーティングが効果的です。

2.「赤外線」が室内に熱がこもる大きな原因となっている

日光が当たると何故暑く感じるのか、その原理をご存知でしょうか。

日光そのものが熱を帯びているものだと考えている人は多いです。なぜなら、日に当たると暖かく感じますし、室温や気温も上がるからです。また、晴天の下で布団を干せば、乾いた布団を触ったときに暖かさを感じられます。こうした現象を当たり前のように体感しているため、当然日光そのものに熱が含まれていると考えている人が多いのです。

人が熱を感じるのは、日光の中に含まれている「赤外線」の働きにより、物質が温度を上げているからです。より具体的に説明すれば、赤外線には物質に当たることで分子の振動を活発にし、物質の温度を上昇させる働きがあります。赤外線ヒーターやレンジなども、こうした作用を利用した技術です。

3. 窓ガラスコーティングは赤外線を遮蔽する効果がある

クリスコート株式会社が取り扱っている「クリスコート」というコーティング剤の赤外線遮蔽率は、90%です。室内が暖まるのは日光そのものが原因ではなく、赤外線の働きによる影響が大きく、赤外線を遮蔽する効果が光そのものを遮蔽することではありません。

クリスコートの場合、赤外線を90%カットしますが、可視光線の透過率は79%とされています。100%透過ではないので多少は見え方が変わりますが、明るさ自体が失われることはありません。

したがって、明るさを保ったまま、窓や室内の夏の出入りだけを遮断できる効果が期待できるのです。

4. 冬は逆に室内で発生した「遠赤外線」の流出を防ぐ

それでは、赤外線を遮蔽してしまった場合、冬の室内はどうなるのでしょうか。

まず、夏場の強い日差しに含まれる赤外線が90%カットされると、室内が明るいわりに涼しく感じられるようになります。冬の場合は室内で暖房などを使う機会が増えて暖房熱として室内に「遠赤外線」が発生し、室内の熱が逃げにくくなるため、暖かさを保ちやすくなります。

つまり、外部から入ってくる赤外線を遮蔽するということは、赤外線が窓を透過しないということでもあるため、室内から遠赤外線が出ていくこともまた防止できるのです。結果として、「夏は涼しく、冬は暖かい」快適な住環境を生み出すことができます。

5.まとめ

今回は、窓ガラスコーティングの赤外線遮蔽効果のメリットについて解説してきました。住宅の窓にコーティングを施工することで赤外線をうまくコントロールし、季節に関係なく快適な生活環境を維持できることがおわかりいただけたでしょう。

「株式会社コーティングワークス柳平」では、窓ガラスコーティングを中心に多彩な工事を行っております。記事でご紹介したコーティング剤「クリスコート」の代理店でもあり、高品質な施工にも定評があります。窓ガラスコーティングに興味が湧いた方は、ぜひ弊社にご依頼ください。

お問い合わせはお気軽に(公式ホームページへ)